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就職/転職活動・キャリアアップでの活かし方

日本には、韓国からの企業進出が相次いでいます。もちろん日本に根付いた歴史の長い企業もありますし、新規事業の立ち上げのために新しい人材を必要としている企業もあります。

もちろん日本語に堪能な韓国人も多いのですが、やはり日本で円滑にビジネスを進めるためには日本の商習慣や日本市場に慣れた経験豊富な日本人の協力が必要。

とはいえ、ある程度韓国語が使えないと社内でのコミュニケーションに困ります。韓国語のスキルを磨いて、伸び盛りの韓国企業に転職しませんか?

ビジネスシーンで求められる韓国語力とは

さて、ビジネスシーンで求められる韓国語能力とはどの程度のものでしょうか?

企業や職種によっても求められる韓国語能力はさまざまでしょうが、「日常会話程度」ではちょっと不安ですね。韓国語能力試験(TOPIK)であれば、5級以上の高級を目指したいところです。

これは「専門分野での研究や業務遂行に必要な言語機能をある程度遂行できる」「政治、経済、社会、文化全般にわたり慣れ親しんでいない題材に関しても理解し、使用できる」レベルとなっています。もちろん自分の仕事の専門分野においてはもっと突っ込んだ会話もできるようになっておく必要があるでしょう。

また、ビジネスで韓国語を使うとなると、会話能力だけでなくメールの読み書きや電話応対に必要な「ビジネスマナー」についてもひと通り学んでおくべきですね。

呼び方編

韓国は厳しい肩書社会です。ビジネスシーンで相手の名前を呼ぶときは、必ず肩書つきで呼びます。「부장님(部長)」「과장님(課長)」などを名前の下につけて呼ぶ必要があります。

なお、肩書の最後には必ず「님」をつけましょう。「님」(ニム)は日本語の「様」や「さん」にあたる言葉で、「●●部長さん」といったニュアンスでしょうか。ただし上司が部下を呼ぶ場合は「님」を省略するのがふつうです。

電話編

また、日本のビジネスマナーと大きく違う点が「身内」に対する意識です。たとえば日本の企業の場合、外部の人と話をするときは自分の上司であっても肩書や敬称はつけず呼び捨てにしますね。上司の山田部長のことを部下の田中課長が社外の人に話す時は「弊社の山田が~」というような呼び方が一般的です。

ところが韓国ではこれはNG。外部から山田部長宛てに電話がかかってきた時にも「山田부장님은 지금 안 계십니다(山田部長さまはあいにく席を外しております)」といったような対応をしなくてはなりません。

慣れるまで違和感があるとは思いますが、それが「文化の違い」というものです。

E-メール編

次にEメールですが、一般に日本でもEメールは手紙などと比べるとかなり簡素ですね。韓国ではさらにそれが徹底していて、時候のあいさつなどもなし。

宛名+「お世話になります(안녕하세요=アンニョンハセヨ)」程度の簡潔な挨拶の後いきなり本文に入り、要件を切り出します。結びの言葉も「ありがとうございます(감사합니다)などごくシンプルなものです。

さて、高度なビジネス韓国語を習得するためには、やはり語学留学など、ある程度の期間韓国で学ぶのが一番でしょう。しかし大事なのは留学前に日本でどれだけしっかり基礎を身につけておくかです。日本でできることをわざわざ韓国で勉強するのは時間の無駄ですね。

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