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短期間でのビジネス韓国語習得

突然の韓国赴任! …などということも、ビジネスマンにとっては珍しいことではないでしょう。決まってしまったことは仕方ないのですから、限られた期間に出来るだけの準備をして韓国に赴きたいものです。

幸い、韓国はすぐお隣の国。飛行機に乗れば国内旅行と同じように手軽に往復できる距離です。でも駐在員として何年かを韓国で過ごすとなれば、せっかくですから積極的に韓国での生活を楽しみましょう。

とはいえまったく韓国語が話せない状態で赴任するのは心細いですね。短期間では高度なビジネス韓国語をマスターするのは無理でしょうが、最低限の日常会話程度を身につけておくだけでもコミュニケーションしやすくなるものです。そこで「付け焼刃」の感はまぬがれませんが、短期間でも効果がある韓国語の勉強法についてご紹介します。

ハングルの構造編

まず、韓国語を学ぶにあたってはハングルの構造というものを知っておくと便利です。

ハングルには10個の母音と14個の子音があります。そしてこれらの字を日本の漢字の部首のように組み合わせて多くの字をつくってゆくのです。

次に、韓国語には「平音」「激音」「濃音」の3種類の発音があります。平音は日本語とほとんど同じ、激音は激しく息を出して強く発音します。濃音は少し喉の奥にこもったような発音です。これらの発音を組み合わせることによって、韓国語特有の豊かな表現が生まれるのです。日本人は激音や濃音の使い方が苦手で、すべて平音で話してしまおうとするために韓国人には聞き取りにくくなってしまうようです。

さて、韓国語も他の言語と同様、日々の積み重ねがものをいいます。まずは基本的な単語とフレーズをまとめて覚えてしまいましょう。

挨拶編

안녕하십니까?  an-nyeong ha-shim-ni-kka?
「こんにちは」や「お元気ですか?」といった感じ。

처음 뵙겠습니다.  ch’eo-eum bwep-kkess-seum-ni-da.
「はじめまして」

감사합니다.  gam-sa-ham-ni-da
「ありがとうございます」

このような挨拶からひとつひとつ覚えていくのが無難でしょう。読みは、なるべくカナではなくローマ字で覚えていったほうが後々便利です。(韓国ではローマ字表記法も普及していますから、ローマ字とハングルの関係性についても徐々に慣れていきましょう)

一般的な挨拶を覚えたら、忘れないうちに使ってみましょう。周囲に韓国人がいない環境ではなかなか使う機会もないと思いますが、とにかく繰り返し口に出して記憶を強くしてゆくことです。特に単語は丸暗記するしかありませんから、反復練習が何よりも大切。教科書や教材を音読するのが効果的です。

文法編

ある程度基本的な単語力が身についたら、次は基礎的な文法。

特に韓国赴任までに身につけておいていただきたいのは「質問」です。道を訊ねたり、欲しいものを買ったりするために大切な質問力。

韓国人は、知りたいことがあると見知らぬ人にも平気で質問を投げかけます。奥ゆかしさを美徳とする日本文化はしばし忘れて、何でも知りたいことは、誰にでも遠慮なく問いかけてみる。そういったバイタリティを養いましょう。

韓国語に限らず、語学習得は毎日コツコツと努力を積み重ねることが大切です。スマートフォンやタブレットなどでスマートに勉強するのもよいのですが、自分で単語カードをつくるなど「手と口を動かす」タイプの古典的な学習法も案外効果が高いものです。

「継続は力なり」という言葉を信じて、毎日ひとつでもふたつでもボキャブラリーを増やしてゆきましょう。

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