韓国旅行はショッピングも最大の楽しみのひとつですね。
円高ウォン安でショッピング天国だった時代は一段落したようですが、それでも日本に比べれば格安な韓国でのショッピング。特に韓国コスメや韓国食材など「韓国でしか買えないもの」を買う楽しみを存分に味わっていただきたいです。
さて、韓国には多くのショッピングゾーンがありますが、ソウル近郊に限定するとやはり「南大門市場」「東大門」の2つが挙げられるでしょう。
韓国を代表する巨大市場。生活雑貨や食料品、小物、アクセサリー、アパレル、家具など「ここで揃わないものはない」といわれる充実した品ぞろえで、アルミ食器などは1,000ウォン(90円程度)ぐらいから手に入ります。
日本人客が多いので日本語が通じる店も多いのですが、韓国語に自信がある人なら「高値で売りつけようとしたってダメよ!」とにらみを効かすのも有効かもしれません。
昔ながらの問屋街と巨大なファッションビルが入り組んだエネルギッシュな場所。多くの店が明け方まで営業しており、「眠らない街」の異名をとります。国内外のバイヤーが出入りする国際色豊かな街でもあります。
東大門は小売エリアと卸売エリアにわかれており、卸売エリアでは夜の8時から営業がスタートし、ピークになるのは午後10時以降。ただし小売りしてもらうのはちょっと難しいかも…若手デザイナーズブランドが立ち並ぶ「デザイナークラブ」には小売りに対応してくれるお店があるそうです。
小売向けの代表的なファッションビルなら「doota!(ドゥータ)」。なんと日曜日は23時まで、その他の曜日は明け方の5時まで営業しています。
さて、南大門や東大門で買い物をする際に大事なのが「価格交渉」。値札のない店が大半で、もし値札があったとしても参考価格以上の意味はありません。電卓を叩きながら売り手と買い手で値段の歩み寄りをするのが普通ですし、またそれが買い物の「楽しみ」でもあります。
積極的に日本語で話しかけてくる店員には要注意です。日本人には値切るという習慣がなく、値切り下手なのを見越して高く売りつけようとすることが多いからです。
そういう時に有効なのが韓国語。韓国語が上手に話せると(この人は韓国通だな。高く吹っかけてもダメだな)と思われ交渉が有利になります。
「高い。まけてよ」だけを繰り返しても、韓国の人は負けん気が強いのですんなり交渉が進むとは限りません。「あそこの店では〇割負けてくれるって言ったわよ」とか「さっきの店の方が〇〇ウォン安かった」など、具体的な交渉材料を並べた方が交渉はうまく進むでしょう。
後は「まとめて買う」というテクニックです。ある程度交渉が進んで、(もう一声欲しいな…)と思った時は、「ふたつまとめて買うから、〇〇ウォンにしない?」と提案してみてください。コスメなどだったら家族や友人へのおみやげにしてもいいでしょう。韓国の商売人はまとめ買いに弱い傾向があるようで、値切りにはとても有効です。
おまけに、「このお店の品物ってみんな素敵ね」とか「日本に帰ったら友達にも教えておくわ」といったお世辞もいくつか覚えておくと、ノリの良い店員さんならさらにサービスが期待できるかも。
最後に、旅行者ならではの特権として利用したいのが免税店。ブランド物でもセールにあたると3~40%といった大幅なプライスダウンも期待できます。空港免税店以外にソウル市内に7つの免税店があります。ぜひチェックしてみてくださいね。